目次
ニュースの要約
- 欧州中央銀行(ECB)は、オーストリアのライファイゼン・バンク・インターナショナル(RBI)とイタリアのウニクレディトに対し、ロシア事業からの潜在的リスクを考慮して資本バッファーの上積みを要求。
- ECBは、業界共通の自己資本基準では対応しきれないリスクを反映させた個別行の資本要件を毎年設定しており、2行の要件を調整する可能性がある。
- RBIは、リスクの高い商業用不動産ローンへのエクスポージャーを反映させて資本バッファーを上積みするよう要請を受けている。
- ロシア事業の縮小ペースが鈍いことから、ECBは両行に対し、国境をまたぐ決済を含めロシアでの業務を縮小しなければ罰則を科す可能性があると警告。
市場への影響
日本市場への影響
- 直接的な影響は少ないが、欧州の金融機関の動向はグローバルな金融市場に影響を与える可能性があるため、注意が必要。
日本株への影響
- 欧州の金融機関のリスク管理強化は、グローバルな金融安定性に寄与する可能性があり、日本の金融株に間接的な影響を与える可能性がある。
その他市場への影響
- 欧州の金融機関がロシア事業を縮小することで、ロシア市場への影響が懸念される。
- 国際決済システムからの締め出しが続く中で、ロシアの金融市場に対する信頼性が低下する可能性がある。
提供:
Reuters