ニュースの要約
- 世界銀行は、発展途上国の2023年の対外債務返済が1兆4000億ドルと過去最高を記録したと発表。
- 金利負担が20年ぶりの高水準となり、保健、教育、環境分野の予算が圧迫されている。
- 途上国の対外債務利払いは4060億ドルに急増。
- 最貧国の負担が最も深刻で、国際開発協会(IDA)からの融資適格国は過去最高の962億ドルの支払いを行った。
- IDA適格国は輸出収入の平均6%を対外債務返済に充てており、一部の国では38%に達している。
- 2023年末時点で、全ての低所得国および中所得国の対外債務残高は過去最高の8兆8000億ドル。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 発展途上国の債務問題が深刻化することで、グローバル経済の不安定要因となり、日本市場にも影響を及ぼす可能性がある。
- 特に、輸出依存度の高い日本企業にとっては、途上国の経済状況が悪化することで輸出が減少するリスクがある。
日本株への影響
- トヨタ自動車やソニーなど、グローバル展開している企業は、途上国市場の不安定化により売上が影響を受ける可能性がある。
- 金融機関も、途上国への融資や投資のリスクが高まることで、株価に影響が出る可能性がある。
提供:
Reuters