目次
ニュースの要約
- 英国立統計局(ONS)が発表した6─8月期の賃金上昇率(ボーナスを除くベース)は前年同期比4.9%で、約2年ぶりの低水準。
- 民間部門の賃金上昇率も4.8%に鈍化。
- 求人数は3万4000件減の84万1000件で、コロナ禍前の水準に近づく。
- 失業率は4.0%に改善し、今年に入って最も低い水準。
- 労働力調査の回答率低下により、就業者数の増加が過大評価されている可能性。
市場への影響
日本市場への影響
- 英国の賃金上昇率の鈍化と求人数の減少は、イングランド銀行の利下げ予想を強化し、これが円高要因となる可能性。
- 日本の輸出企業にとっては、円高が収益に影響を与える可能性がある。
日本株への影響
その他市場への影響
- 英国の利下げ予想が強まることで、ポンド安が進行し、欧州全体の経済に影響を与える可能性。
- 投資家は11月7日の25ベーシスポイント(bp)利下げを80%織り込んでおり、これが実施されれば、欧州の金融市場に影響を与える可能性。
提供:
Reuters