ニュースの要約
- 全国銀行資金決済ネットワークは、英フィンテック企業ワイズの日本法人「ワイズ・ペイメンツ・ジャパン」の全銀システムへの参加を承認。
- 預金を扱う金融機関以外の事業者が同システムに接続するのは初めて。
- ワイズの参加により、国際送金の手数料低下や送金完了までの時間短縮が期待される。
- ワイズの国際送金手数料は平均0.59%で、日本の国際送金手数料は依然として高水準(200ドル送金時の平均手数料は6.94%)。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- ワイズの全銀システム参加により、国際送金の手数料が低下する可能性がある。
- 日本の国際送金市場における競争が激化し、消費者にとっては利便性が向上する。
日本株への影響
- ワイズの参加は、日本の金融機関に対する競争圧力を高める可能性がある。
- 競争の激化により、既存の金融機関は手数料の引き下げやサービス改善を迫られる可能性がある。
その他市場への影響
- ワイズの国際送金取扱高は四半期ベースで2割増加し、23年度は総額約1200億ポンドを送金。
- 世界の個人送金の5%、中小企業送金の1%を占める。
提供:
Reuters