ニュースの要約
米労働省が発表した11月の卸売物価指数(PPI)は、前年比で3.0%上昇しました。これは前月の2.6%からの加速であり、市場予想の2.6%も上回りました。食品価格の急騰が主な要因ですが、サービス価格の上昇は緩和しています。
- PPI(最終需要向け財・サービス)
- 前年比:3.0%上昇
- 前月比:0.4%上昇(エコノミスト予想は0.2%上昇)
- コア指数(食品、エネルギー、貿易サービスを除く)
- 前年比:3.5%上昇
- 前月比:0.1%上昇
- モノの価格
- 前月比:0.7%上昇
- 食品:3.1%上昇
- エネルギー商品:0.2%上昇
- サービス価格
- 前月比:0.2%上昇
- ポートフォリオ管理費:0.6%下落
- 航空運賃:2.1%下落
目次
市場への影響
日本市場への影響
- 米国のPPI上昇は、日本の輸出企業にとってコスト増加の可能性があり、為替レートや輸出価格に影響を与える可能性があります。
日本株への影響
- トヨタ自動車やソニーなどの輸出関連企業は、米国市場のインフレ動向に敏感であり、株価に影響を受ける可能性があります。
- サービス価格の鈍化は、楽天などのサービス業にとってはプラス材料となる可能性があります。
提供:
Reuters