米CPI、8月は2.5%に鈍化 基調インフレに依然粘着性

ニュースの要約

米労働省が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は以下の通りです。

  • 前月比:0.2%上昇(前月と変わらず)
  • 前年比:2.5%上昇(前月の2.9%から鈍化)

基調インフレには粘着性が見られ、米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%ポイント利下げは正当化されない可能性があります。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • 米国のインフレ鈍化により、円高ドル安の可能性が高まる。
  • 日本の輸出企業にとっては、円高が収益にマイナス影響を与える可能性。

日本株への影響

  • 円高ドル安の影響で、輸出関連株に下落圧力がかかる可能性。
  • 例えば、トヨタ自動車ソニーなどの輸出企業が影響を受ける可能性。

その他市場への影響

  • 金融市場が見込むFOMCでの0.50%ポイント利下げの確率は約15%に低下(CPI発表前は29%)。
  • 0.25%ポイント利下げの確率は約85%に上昇(CPI発表前は71%)。

具体的な数値

スクロールできます
項目 数値
前月比CPI 0.2%上昇
前年比CPI 2.5%上昇
コアCPI(前年比) 3.2%上昇
コアCPI(前月比) 0.3%上昇
住居費 0.5%上昇
帰属家賃(OER) 0.5%上昇
ホテル宿泊料 1.8%上昇
中古車・トラック 1%下落
エネルギー 0.8%下落
ガソリン価格 0.6%下落

このように、米国のインフレ動向が日本市場や日本株に影響を与える可能性があります。

提供: Reuters
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次