米輸入物価、8月は0.3%下落 8カ月ぶりの大幅下落

ニュースの要約

米労働省が発表した8月の米輸入物価指数は、前月比0.3%下落し、2023年12月以降で最も大きい下落率となりました。エコノミスト予想は0.2%下落でしたが、それを上回る結果となりました。前年同月比では0.8%上昇し、7月の1.7%上昇から緩和しました。

  • 輸入燃料価格: 前月比3.0%下落
  • 石油製品: 3.2%下落
  • 食品価格: 0.1%下落
  • コア輸入価格(燃料と食品を除く): 0.1%下落
  • 輸入資本財価格: 0.1%上昇
  • 輸入車・エンジンの価格: 横ばい
  • 自動車を除く輸入消費財のコスト: 3カ月連続で下落
  • 非製造消費財: 2.0%下落

国別の輸入物価: – 中国: 0.2%下落(前年比1.4%下落) – カナダ: 1.4%下落(2023年12月以来の下落率) – メキシコ: 0.3%下落 – 欧州連合(EU): 0.2%上昇

8月の輸出物価指数は0.7%下落し、7月の0.5%上昇から低下しました。農産物と非農産物の輸出価格がいずれも低下しました。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • 米国の輸入物価指数の下落は、米国経済のインフレ圧力の緩和を示唆し、日本市場にも影響を与える可能性があります。
  • ドル高が続くことで、日本からの輸出品が相対的に高価になるため、輸出企業にとってはマイナス要因となる可能性があります。

日本株への影響

  • 輸出依存度の高い企業にとって、ドル高は収益に影響を与える可能性があります。
  • 例えば、トヨタ自動車ソニーなどの大手輸出企業は、為替の変動に敏感です。

その他市場への影響

  • 米国の輸入物価指数の下落は、他の主要経済圏にも影響を与える可能性があります。特に、米国と貿易関係が深い国々にとっては、輸出価格の競争力が変動する可能性があります。
提供: Reuters
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