ニュースの要約
米商務省が発表した8月の耐久財受注統計によると、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は0.2%増加しました。エコノミスト予想は横ばいでしたが、前月の数値は0.1%減から0.2%減に下方改定されました。コア資本財の受注は前年比0.3%増となり、企業の設備投資は第3四半期に失速したとみられます。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 米国の耐久財受注の増加は、日本の輸出企業にとってプラス材料となる可能性があります。
- 特に電気機器や機械、金属製品、コンピューター・電子製品の受注増加は、日本の同業種企業にとっても好影響を与える可能性があります。
日本株への影響
- トヨタ自動車(7203)などの自動車関連株は、米国での自動車・同部品の受注が0.2%増加したことから、ポジティブな影響を受ける可能性があります。
- 日立製作所(6501)や三菱電機(6503)などの電気機器メーカーも、米国での電気機器・同部品の受注増加により、株価にプラスの影響を受ける可能性があります。
その他市場への影響
- 米国の耐久財受注の増加は、米国経済の堅調さを示す指標となり、グローバルな投資家のリスクオン姿勢を強める可能性があります。
- 金利の高止まりが設備投資の制約となっているため、FRBの金融政策に対する市場の注目が高まるでしょう。
提供:
Reuters