ニュースの要約
三村淳財務官は、米国経済の先行きについて「上向きのリスクも下向きのリスクも、新政権のマクロ政策次第」との認識を示しました。トランプ大統領がカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を検討していることや、日本製鉄による米USスチールの買収計画に対するバイデン前政権の買収禁止令についても言及しました。また、日本経済については企業の設備投資は悪くないが、実質消費が弱いと指摘しました。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 三村財務官は、日本経済の現状について、企業の設備投資は悪くないが実質消費は弱いと指摘。
- 今後のポイントとして「実質賃金がどうなっていくのか」を挙げた。
- 日銀の金融政策決定会合での政策判断については「日銀の独立性の中での判断になる」とコメント。
日本株への影響
- 日本製鉄による米USスチールの買収計画に対するバイデン前政権の買収禁止令について、三村財務官は「透明性の観点では、いろいろな議論が出てくると思う」と指摘。
- 日鉄とUSスチールは、大統領の買収禁止命令や対米外国投資委員会(CFIUS)の審査の無効を求める訴訟を提起中。
その他市場への影響
- トランプ大統領がカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を検討していることが、北米市場に影響を与える可能性。
提供:
Reuters