ニュースの要約

• 米東海岸とメキシコ湾岸の港湾で続いていたストライキが、賃上げを巡る労使交渉の暫定合意を受けて終了。
• 港が再開されつつあるが、貨物の滞留が解消されるには時間がかかる見通し。
• ストの影響で滞船するコンテナ船は少なくとも54隻。
• 米港湾労働者約4万5000人を抱える国際港湾労働者協会（ILA）と使用者団体の米海運連合（USMX）が賃上げについて暫定合意。
• ストによる米経済の損失額は1日当たり約50億ドル。

市場への影響

日本市場への影響

• スト終了を受けて、運賃高騰の見通しが後退。
• アジアの海運株が幅広く売られる。

日本株への影響

• 日本郵船や商船三井などの海運関連株に影響が及ぶ可能性。

その他市場への影響

• 大信証券のアナリストによると、下落傾向にある運賃の短期的な回復を期待していた投資家が、スト終了を受けて売りを出している。