米国のインフレ高止まり、労働市場は健全＝クーグラーＦＲＢ理事

ニュースの要約

• 米連邦準備理事会（FRB）のクーグラー理事は、今四半期も堅調な経済成長が続くと予測。
• 利下げを急いでいないとの考えを示し、インフレ進展の鈍化やトランプ政権の政策が経済に与える影響について言及。
• 1月の雇用統計について、「鈍化や過熱のいずれの兆候もみられない健全な労働市場」と評価。
• インフレ率は2022年半ばのピークから大幅に低下しているが、最近のインフレ進展は緩やかかつ不均一で高止まりしていると指摘。
• 米政権の新たな政策が経済に与える影響について「かなりの不確実性」があるとし、今後のフェデラルファンド（FF）金利の適切な水準を慎重に検討すると述べた。

市場への影響

日本市場への影響

• 米国の利下げが急がれないことから、円安ドル高の傾向が続く可能性がある。
• 円安が進行すれば、日本の輸出企業にとってはプラス材料となるが、輸入コストの増加が懸念される。

日本株への影響

• 円安が進行することで、トヨタ自動車やソニーグループなどの輸出関連企業にとっては追い風となる可能性がある。
• 一方で、輸入コストの増加が懸念されるため、消費関連企業にはマイナスの影響が及ぶ可能性がある。