ニュースの要約
今週の外為市場では、米国の利下げ見通しがドル/円の動向を左右する見込みです。米雇用統計は決め手に欠ける内容で、11日に発表される消費者物価指数(CPI)などを通じて、9月連邦公開市場委員会(FOMC)を含む年内の利下げペースを見定めることが焦点となります。また、大統領選の共和党候補トランプ前大統領と民主党候補のハリス副大統領が初の討論会で直接対決することも注目されています。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 米国の利下げ見通しがドル/円の動向に影響。
- ドルが一段と売られやすくなる可能性がある。
日本株への影響
- 米国の利下げ見通しとCPIの結果次第で、日本株市場にも影響が及ぶ可能性。
- 特に輸出関連企業に影響が出る可能性が高い。
その他市場への影響
- 米金利先物市場が織り込む9月の利下げ確率は0.25%が7割、0.5%が3割。
- 市場の関心はインフレよりも労働市場の軟化に向かっている。
- トランプ前大統領とハリス副大統領の討論会が市場に影響を与える可能性。
予想レンジ
- ドル:140-145円
- ユーロ:1.09-1.13ドル
経済指標
- 米雇用統計
- 非農業部門雇用者数:予想を下回る
- 失業率:4.2%(予想通り、前月の4.3%から低下)
イベント
- 11日午前10時(日本時間):トランプ前大統領とハリス副大統領の討論会(ABCニュース主催)
提供:
Reuters