消費低迷・原油急落でQQE拡大、決定は「薄氷」=14年下半期・日銀議事録

ニュースの要約

2014年下半期、日本銀行(日銀)は消費税率の引き上げによる消費低迷と原油価格の急落を背景に、物価2%目標の達成に向けて量的・質的金融緩和(QQE)の拡大を決定しました。しかし、この決定は賛否が分かれ、金融政策決定会合では5対4の僅差での決定となりました。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • 日銀のQQE拡大により、長期国債の保有残高の拡大ペースが年50兆円から80兆円に引き上げられました。
  • 上場投資信託(ETF)の保有増加ペースも年1兆円から3兆円に拡大されました。

日本株への影響

  • 日銀の金融緩和策により、日本株市場には一時的な安定感がもたらされましたが、原油価格の急落が続く中で追加緩和観測が再燃しました。

その他市場への影響

  • ニューヨーク原油先物価格は、2014年夏ごろから急落し、12月半ばには一時50ドル台半ばまで下落しました。これにより、世界的なエネルギー市場にも影響を与えました。
提供: Reuters
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