ニュースの要約
9月9日、東京市場で日経平均株価が36,000円を割り込み、一時1,100円超下落しました。これは、前週末に発表された8月の米雇用統計が市場予想を下回り、米株が大幅下落したことや、為替市場での円高を嫌気する動きが先行したためです。その後、ドル/円が底堅い値動きを見せ、株価には下げ渋りも見られましたが、今週も重要イベントを控えており、ボラティリティの高まりが意識される見通しです。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 日経平均株価が36,000円を割り込み、一時1,100円超下落
- 米雇用統計が市場予想を下回り、米株が大幅下落
- 為替市場での円高が影響
日本株への影響
- 東京エレクトロン(8035.T)などの半導体関連株が軟調
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T)などの金融株が弱い
- トヨタ自動車(7203.T)などの輸出関連株に逆風
その他市場への影響
- 米フィラデルフィア半導体指数(SOX)は4.5%安
- 米WTI先物は1.48ドル(2.14%)安の67.67ドルと、2023年6月以来の安値
今後の見通し
- 9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が焦点
- ドル/円は142円後半へと円安方向に振れる
- 今週は11日の米消費者物価指数(CPI)発表や週末のメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えているため、ボラティリティの高まりが予想される
提供:
Reuters