市場環境は現状不安定、利上げ経路に予断持たず=中川日銀委員

ニュースの要約

9月11日午後、日銀の中川順子審議委員は記者会見で、先行きの政策金利のパスや緩和度合いの調整ペースは今後の経済・物価・金融情勢次第であり、「現時点で金融市場の環境が不安定なことを踏まえて、何ら予断を持っている状況ではない」と述べました。また、物価上振れリスクについても言及し、企業の価格転嫁が為替の変動より少しずれて発現する可能性があると説明しました。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • 日銀の政策金利のパスや緩和度合いの調整ペースが不透明であることから、金融市場の不安定さが続く可能性がある。
  • 中川委員の発言を受けて、外為市場では円高が進行。

日本株への影響

  • 日銀の政策に対する不透明感が高まることで、株式市場における投資家のリスク回避姿勢が強まる可能性がある。
  • 企業の価格転嫁が完全には行われていないとの見解から、特定の業種や企業に対する影響が懸念される。

影響を受ける可能性のある企業

  • トヨタ自動車 (7203): 為替の影響を受けやすい輸出企業。
  • ソニーグループ (6758): グローバル展開している企業で、為替の変動が業績に影響を与える可能性がある。

その他市場への影響

  • 記述なし
提供: Reuters
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