ニュースの要約
- 日銀が発表した7-9月期の資金循環統計によると、9月末時点の家計の金融資産は2179兆円。
- 8四半期ぶりに前の四半期末を下回った。
- 6月末は2214兆円で、2005年3月末以降で最高だった。
- 家計の金融資産の内訳:
- 株式等:7.2%増の285兆円
- 投資信託:23.3%増の125兆円
- 現金・預金:0.3%増の1116兆円
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現金は3.1%減で過去最大の減少幅
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企業の金融資産は7.1%増の1523兆円で、残高は6月末を下回った。
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国債保有に関する情報:
- 日銀の国債・財投債の保有比率は52.64%に低下。
- 国庫短期証券を含むベースでは、日銀の保有残高は前年比0.8%減の572兆円。
- 海外の国債保有は9.6%減の146兆円。
- 預金取扱機関の国債保有は0.2%増の135兆円。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 家計の金融資産が減少したことにより、消費活動に影響を与える可能性。
- 現金の減少はキャッシュレス化の進展や物価上昇による現金取り崩しが影響。
日本株への影響
- 株式等の資産が7.2%増加しているが、株安の影響で伸び率は鈍化。
- 投資信託も23.3%増加しているが、株安の影響を受けている。
その他市場への影響
- 国債市場では、日銀の保有比率が低下しており、国債買い入れの減額が続いている。
提供:
Reuters