品薄の10年366回債、金融機関の要望で減額措置を実施＝日銀

ニュースの要約

• 日銀が11月29日時点の銘柄別国債残高を発表。
• 10年債のうち366回債の保有残高は8兆0262億円。
• 同月20日時点から2000億円減少。
• 金融機関からの要望により減額措置を実施。
• 366回債は流動性が少なく、市場での価格形成に懸念。

市場への影響

日本市場への影響

• 日銀の減額措置により、国債市場の流動性が改善される可能性。
• 国債の銘柄間の価格形成にゆがみが出る懸念がある。

日本株への影響

• 三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストによると、財務省の流動性供給入札での追加発行や減額措置により、市中流通量が回復。
• ただし、引き続き市中流通量が少ない状況が続いている。