ニュースの要約
9月4日午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.47/48円)から小幅安の145円前半で取引されている。日経平均株価の急落を背景にリスク回避の円買いが強まり、ドルは一時144.89円付近まで値を下げた。その後、仲値公示に向けてドルは再び買われ、145円前半まで水準を戻した。市場関係者によると、国内輸入企業による買いがドルのサポートになっているが、実需のフローは勢いに欠けている。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 日経平均株価が一時1800円超安まで下落
- リスク回避の円買いが強まり、ドルは一時144.89円付近まで値を下げた
日本株への影響
- 日経平均株価の急落により、リスク回避の円買いが強まる
- 株安と円買いの相互作用が目立つ
その他市場への影響
- 時間外取引のWTI原油先物価格が70ドルを下回る
- 時間外取引の米長期金利が横ばいで推移
主要なコメント
- SBIリクイディティ・マーケットの金融市場調査部長、上田真理人氏:「株安をみながら円が買われる、円が買われれば株が一段と下がるという構図が最近目立っている」
- オーストラリア・ニュージーランド銀行の外国為替・コモディティ営業部ディレクター、町田広之氏:「ドルは142-149円を中心としたもち合い相場が続く可能性がある」
参考リンク
提供:
Reuters