午前のドルは143円後半へ反発、短期筋が「次に備え」の買い戻し

ニュースの要約

9月5日午前のドルは、朝方につけた1週間半ぶりの143円前半から後半へじり高となりました。これは、6日の雇用統計にかけて相次ぐ米経済指標の発表を前に、ドルを売り込んでいた短期筋が買い戻しへ転じたためです。ドルは午前10時半過ぎに143円後半へ切り返しました。実需の買いもあったもようですが、前日のドル安に乗った短期筋が「今後の米指標でドルがまだ変動する公算が高いとみて、(売り仕掛けを)手じまいして次の動きに備えているようだ」との声もありました。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • ドルが143円後半に切り返したことで、輸出企業にとっては有利な為替レートとなり、株価にプラスの影響を与える可能性があります。
  • 米経済指標の発表を前に、短期筋の動きが活発化しており、為替市場の変動が予想されます。

日本株への影響

  • 為替レートの変動により、特に輸出関連企業の株価に影響が出る可能性があります。
  • 例えば、トヨタ自動車(7203)やソニー(6758)などの輸出企業が恩恵を受ける可能性があります。

その他市場への影響

  • 米10年債利回りが3.76%付近と、8月下旬につけた1年ぶり低水準で推移していることも、ドルの上値の重さにつながっています。
  • きょうは米国で、供給管理協会(ISM)非製造業景況指数、ADPリサーチ・インスティテュート全米雇用報告、新規失業保険申請件数などが発表される予定で、これらの指標が市場に影響を与える可能性があります。
提供: Reuters
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