ニュースの要約
- 1月24日、日銀はマイナス金利解除以来3度目の利上げを実施。
- 政策金利は0.5%に達し、2008年以来17年ぶりの水準。
- 植田和男総裁は、実質金利が低いため、今後も利上げを続ける意向を示した。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 利上げにより、円高が進む可能性がある。
- 個人消費の低迷が続く中、利上げの妥当性に疑問の声もあるが、円安と輸入インフレを抑える効果が期待される。
日本株への影響
- 利上げにより、変動金利型住宅ローンの借り入れコストが増加し、景気への悪影響が懸念される。
- 家計の金融資産は約2179兆円、負債額は392兆円であり、金利上昇は受取利息の増加につながる可能性がある。
その他市場への影響
- 円高を招く条件として、インフレ率よりも高い水準まで政策金利が引き上げられることが挙げられる。
- 海外中銀が利下げを行う場合でも、長期金利の動きが連動しない限り、円高は進みにくい。
- 為替相場は相対比較であり、他通貨が下落すれば円が相対的に強くなる可能性がある。
提供:
Reuters