ニュースの要約
明治安田生命保険は、2024年度下期の一般勘定運用において、超長期国債を中心に円建て債券を平準買いで積み増す計画を発表しました。年度全体では国債償還が多かったため、残高は減少する見込みです。また、外債や外国株式、投資用不動産についても運用方針を示しました。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 円建て債券: 超長期国債(20年物、30年物)を中心に平準買いを実施。
- 金利見通し: 日銀の政策により、今年度は0.5%への利上げが1回あると想定。
- 為替ヘッジコスト: 年度末時点で4.60%と想定し、日米金利差縮小により低下を見込む。
日本株への影響
- 国内株式: トータルリターン向上のため銘柄入れ替えを実施し、残高は減少予定。
- 日経平均株価予測: 35,000円〜43,000円(中央値36,000円)。
その他市場への影響
- 外債: 為替ヘッジ付きソブリン債は残高横ばい、為替オープンのソブリン債は残高減少見込み。
- 外国株式: 外国投信をメインに、ニューヨーク拠点を活用してインハウス運用を強化。
- 投資用不動産: 大都市圏を中心に優良物件を厳選して積み上げ、残高増加を計画。
2024年度下期の相場見通し
- 日本国債10年物利回り: 0.80%〜1.40%(中央値1.00%)
- 米10年国債利回り: 3.40%〜4.80%(中央値3.80%)
- NYダウ: 36,000ドル〜43,000ドル(中央値38,000ドル)
- ドル/円: 132円〜150円(中央値135円)
- ユーロ/円: 142円〜162円(中央値145円)
提供:
Reuters