ニュースの要約
9月5日、日銀の高田創審議委員は石川県金沢市での金融経済懇談会後の記者会見で、経済・物価の見通しが実現していくなら段階的に政策調整が可能になるが、あくまで「条件付き」だと述べました。高田委員は、金融資本市場の動向が企業のバランスシートや収益、経済・物価のリスクに影響を及ぼすか注意深く点検していくとしました。また、今後物価が見通しに沿って推移し、堅調な設備投資や賃上げ、価格転嫁の継続など前向きな企業行動の持続性が確認されれば、金融緩和度合いのさらなる調整を進めて「金利のある世界」にしていくことが必要との見解を示しました。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 日銀の政策調整が条件付きで可能になるとの発言により、市場は慎重な姿勢を維持。
- 経済・物価の見通しが実現するかどうかが注目される。
日本株への影響
- 金融緩和度合いの調整が進む可能性があるため、金融関連株に影響が出る可能性。
- 堅調な設備投資や賃上げが確認されれば、企業の収益改善が期待される。
影響を受ける可能性のある企業
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ (企業コード: 8306)
- みずほフィナンシャルグループ (企業コード: 8411)
- 野村ホールディングス (企業コード: 8604)
提供:
Reuters