ニュースの要約
9月12日、日銀の田村直樹審議委員は、最低1%とする中立金利について「仮置きとの位置付け」との認識を示しました。中立金利の水準を特定するのは難しく、1%と決め打ちしているわけではないと述べました。経済・物価の反応を見ながら調整を進めるとし、動向次第で1%を上回ることも下回ることもあるとしました。利上げに関しては、欧米とは異なりゆっくりとしたペースになる可能性が高いと述べました。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 中立金利の仮置き: 日銀の田村審議委員は中立金利を最低1%とする仮置きを示したが、これは決定事項ではない。
- 経済・物価の反応: 政策金利の調整は経済・物価の反応を見ながら進める方針。
- 追加利上げの可能性: 年内に追加利上げを実施できる環境については現時点で予断を持って答えられないとした。
日本株への影響
- 円高の影響: 年初からの急ピッチな円安が落ち着き、円高に振れ始めたことで物価の上振れリスクが小さくなっている。
- 企業への影響: 円高の進行は輸出企業にとってはマイナス要因となる可能性があるが、輸入企業にとってはコスト削減のメリットがある。
影響を受ける可能性のある企業
- トヨタ自動車 (7203): 円高による輸出コストの増加
- ソニーグループ (6758): 円高による輸出コストの増加
- ファーストリテイリング (9983): 円高による輸入コストの削減
その他市場への影響
記述なし
提供:
Reuters