目次
ニュースの要約
- 米フォード・モーターは、2023年の電気自動車(EV)・ソフトウェア部門で最大55億ドルの赤字を計上する見通しを示した。
- EV事業のコスト節減に苦戦しており、全体の業績は黒字を確保する見込みだが、黒字額は昨年を下回る。
- フォードはEV生産計画を縮小し、ハイブリッド車に注力している。
- トランプ政権によるメキシコとカナダへの関税発動の不透明感があり、関税が実施されれば原材料コストが上昇し、需要が冷え込む可能性がある。
- フォードの昨年第4四半期決算は、売上高が482億ドル、調整後1株利益が0.39ドルで、アナリスト予想を上回った。
- 純損益は前年同期の5億ドルの赤字から18億ドルの黒字に転じた。
- 今年の利払い・税引き前利益(EBIT)は70億~85億ドルと想定されているが、昨年は102億ドルだった。
市場への影響
日本市場への影響
- フォードのEV事業の赤字見通しは、グローバルなEV市場の成長に対する懸念を引き起こす可能性がある。
- 日本の自動車メーカーもEV事業に注力しているため、競争環境や市場戦略に影響を与える可能性がある。
日本株への影響
- フォードの業績見通しは、同業他社である日本の自動車メーカー、例えばトヨタ自動車や日産自動車の株価に影響を与える可能性がある。
- 特にEVやハイブリッド車の市場動向に注目が集まる中、これらの企業の戦略や業績に対する投資家の関心が高まる可能性がある。
提供:
Reuters