コラム:流動化する日本の政局とドル円相場、ドル安・円高のブレーキはどこか=植野大作氏

ニュースの要約

岸田文雄首相が自民党総裁選挙への不出馬を表明し、日本の政局が流動化。次期首相を決める自民党総裁選は9月12日に告示され、9月27日に投開票が実施される予定。次期首相の政策が為替市場に与える影響についての関心が高まっている。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • 岸田内閣の政策評価:
  • 黒田東彦日銀総裁の後任に植田和男氏を任命。
  • 歴代内閣で最大の24.5兆円のドル売り・円買い介入を実施。
  • NISA(少額投資非課税制度)を拡充し、個人マネーの海外流出を加速。

日本株への影響

その他市場への影響

  • ドル/円相場のベクトルは米国次第:
  • 米国の金融政策がドル/円相場に大きな影響を与える。
  • FRBは次回9月の会合で政策金利を引き下げる見込み。
  • 米国の政策金利が今後2%以上低下するなら、ドル安・円高が進む可能性があるが、追加的な下振れ余地には限度がある。

以上のように、岸田首相の不出馬表明により、日本の政局が流動化し、次期首相の政策が為替市場や日本株に与える影響が注目されている。

提供: Reuters
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