コラム:円高の背景に需給改善、金利差に依存しない考察を=唐鎌大輔氏

ニュースの要約

注目された日米の金融政策決定会合を経て、ドル/円相場は依然として140円台前半で推移している。市場で当初懸念されたほど円高・ドル安は進んでいないが、今年度中は日米金融政策格差を意識した地合いが続く見込みである。

目次

市場への影響

日本市場への影響

  • ドル/円相場は140円台前半で推移
  • 日米金融政策格差が引き続き注目される
  • 円高の背景には需給改善も寄与

日本株への影響

  • 金利差縮小が円高を駆動
  • 貿易収支赤字の縮小と旅行収支黒字の拡大が需給改善に寄与
  • 企業の為替リスク管理が重要

その他市場への影響

  • デジタル赤字の拡大が懸念される
  • サービス収支赤字が拡大する可能性
  • FRBの利下げ打ち止めが将来的に争点化する可能性

詳細なデータ

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項目 2023年 2024年予測
貿易収支 約-9.4兆円 約-6.8兆円
キャッシュフロー(CF)ベース経常収支 約-11兆円 約+1兆円
その他サービス収支 約-4.1兆円 約-5兆円
旅行収支 約+1.9兆円 約+3.1兆円

参考リンク

提供: Reuters
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