コラム:トリプルレッドの米国と政権基盤脆弱な日本、ドル/円相場の展開を読む=植野大作氏

ニュースの要約

  • 日本の衆議院選挙では自民党と公明党の連立与党が議席を減らし、過半数を維持できず。
  • 第二次石破内閣が「少数与党」として発足。
  • 米国の大統領選挙ではトランプ候補が圧勝し、共和党が上下両院の過半数を獲得。
  • 第二次トランプ政権による政策変更への期待が高まっている。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • 財政政策: 国民民主党が政策協議に加わり、拡張的な財政政策が採用される可能性が高い。
  • 年収の壁の引き上げ
  • ガソリン減税
  • 金融政策: 日銀は利上げを続ける方針。
  • 現行0.25%の政策金利が来年度中には0.75%まで引き上げられる可能性。
  • 円相場: 円金利の上昇と円高圧力が予想されるが、実際には円安が進行中。
  • ドル/円は9月安値の139円台から11月高値の156円台まで円安に。

日本株への影響

  • 自民党公明党の連立与党が議席を減らしたことにより、政治的不安定が市場に影響を与える可能性。
  • 日銀の利上げが企業の資金調達コストを増加させる可能性。

その他市場への影響

  • 米国市場: トランプ次期大統領と共和党による「トリプルレッド」の政治体制が続く。
  • 拡張財政、貿易保護主義、移民制限などの政策が進めやすくなる。
  • 米金利上昇・ドル高の「トランプ・トレード」が進行中。
  • 米金利とドル相場: 米長期金利が4.5%を突破し、ドル/円相場も156円台に上昇。
  • 政策の影響: トランプ次期大統領の政策が実現されるまでには時間がかかるため、現時点での市場反応は勇み足の可能性。
提供: Reuters
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