ウニクレディト、コメルツ銀株取得前に独政府高官と協議　政府文書で判明

ニュースの要約

• イタリアの銀行ウニクレディトが、ドイツ政府保有のコメルツ銀行株式を取得する数カ月前から、ドイツ政府の高官と協議していたことが判明。
• ウニクレディトは9月9日にコメルツ銀行株式の9%を取得したと発表。この中には政府保有株4.5%が含まれている。
• ドイツ政府はこれまでウニクレディトによる株式取得を「寝耳に水」としていたが、議会への報告書で協議の存在が明らかに。
• キリスト教民主同盟のホイヤー議員は、政府が複数の投資家ではなくウニクレディトのみに株を売却した経緯についてさらなる調査を求める考えを示した。

市場への影響

日本市場への影響

• イタリアとドイツの銀行間の取引が直接的に日本市場に影響を与える可能性は低いが、欧州の金融市場の動向が日本市場に間接的な影響を及ぼす可能性がある。

日本株への影響

• 日本の金融機関や銀行株に対する影響は限定的と考えられるが、欧州の金融市場の安定性に対する懸念が広がれば、日本の金融セクターにも影響が及ぶ可能性がある。