目次
ニュースの要約
- 日銀が利上げを継続する中で、預金が動き始めている。
- 地方銀行では預金動向に差が出てきており、今後の金利上昇局面での変動に神経質になっている。
- ネット銀行は利便性を強みに預金を増やしているが、地方銀行では明暗が分かれている。
市場への影響
日本市場への影響
- 日銀の利上げにより、預金が動き始めている。
- 預金シフトが金融システム不安に発展するリスクは低いとされているが、預金の少ない銀行はビジネスモデルの転換を模索する必要がある。
日本株への影響
- 住信SBIネット銀行では、昨年12月末時点の預金残高が10兆1931億円と、前年比10.5%増加。
- 千葉銀行では、昨年12月末の個人預金残高が11兆5209億円と前年比2.2%増加。
- きらやか銀行、東日本銀行、スルガ銀行では預金残高が減少。
- めぶきフィナンシャルグループでは、預金動向を注視しつつ、預金獲得策を展開。
- 群馬銀行では、新生児からの預金口座開設を促すキャンペーンを検討中。
その他市場への影響
- 日銀の利上げが進む中で、規模の小さい金融機関の経営基盤が揺らぐ可能性がある。
- 貸出金利が追い付かず、預金金利ばかりが上がることで赤字に転落する金融機関が増えるリスクがある。
提供:
Reuters