アングル:半導体株切り返し、復活の序章か TSMC決算に集まる熱視線

ニュースの要約

日本の半導体株に対する出直り期待が高まっている。8日の東京市場では、米国のハイテク株が下落したにもかかわらず、東京エレクトロンアドバンテストが予想外に切り返す動きを見せた。台湾のTSMCの決算を控え、良好な内容を先取りしようとする動きが活発化している。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • 東京エレクトロン株は7日に11%上昇し、8日も1.6%上昇。
  • アドバンテストは4%上昇に続き、8日も3%上昇。
  • 国内の半導体関連株は、米国市場での下落にもかかわらず、騰勢を維持。

日本株への影響

  • 半導体関連株は年始以降上昇を続けており、特に製造装置を手掛ける企業が注目されている。
  • TSMCの設備投資計画が強ければ、国内関連株の見直し機運が高まる可能性。
  • 半導体株のバリュエーションは依然として高く、TSMCの決算次第では上昇余地が限られる可能性も。

その他市場への影響

  • 米国市場では、エヌビディアが6%下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1.8%下落。
  • 台湾の鴻海精密工業の好決算や、米マイクロソフトのAI向けデータセンター建設計画が、半導体関連株の上昇を後押し。
提供: Reuters
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