ニュースの要約
9月11日午後、ドル/円は141円を下回り、1月2日以来8か月ぶりに140円台に下落しました。日銀の中川順子審議委員の発言が材料視され、円買いが強まったことが背景にあります。また、米大統領選テレビ討論会で民主党候補ハリス副大統領がやや優勢との見方から、短期的なポジション調整や仕掛け的な動きも影響しています。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- ドル/円の動向:
- 一時141.50円と8か月ぶりの安値を記録。
- その後、短時間で141円を回復するも、141円前半で上値が重い。
- 日経平均株価:
- 一時400円超の下落。
日本株への影響
- りそなホールディングス:
- シニアストラテジストの井口慶一氏のコメント:「中川審議委員の発言が市場に影響を与えた」
- あおぞら銀行:
- チーフマーケットストラテジストの諸我晃氏のコメント:「米大統領選討論会が短期的なポジション調整につながった可能性」
その他市場への影響
- 米長期金利:
- 3.64%付近と23年6月以来の低水準。
- WTI原油先物価格:
- 約2年9か月ぶりの安値を記録。
まとめ
ドル/円は141円を下回り、1月2日以来8か月ぶりに140円台に下落しました。日銀の中川順子審議委員の発言や米大統領選テレビ討論会が市場に影響を与え、日本市場では日経平均株価が一時400円超の下落を記録しました。
提供:
Reuters