目次
ニュースの要約
- 帝国データバンクが発表した「賃金動向に関する企業の意識調査」によると、2025年度は企業の61.9%が定期昇給以外の賃上げを見込んでいる。
- ベースアップ(ベア)を実施する企業は56.1%で、過去最高を更新。
- 調査は全国26,765社を対象に行われ、有効回答は11,014社。
- 正社員の賃金改善を見込む企業は61.9%で、調査開始以来初めて6割を超えた。
- 賃金改善の具体的な内容:
- ベースアップ:56.1%(前年比2.5ポイント増)
- 賞与(一時金):27.4%(前年比0.3ポイント減)
- 2025年度の総人件費は2024年度に比べて平均4.50%増を見込む。
- 大企業:平均4.65%増
- 中小企業:平均4.47%増
- 従業員の給与は総人件費の伸び率と同程度の平均4.50%増を見込む。
- 賞与は平均4.44%増
市場への影響
日本市場への影響
- 賃金上昇が個人消費の拡大につながる可能性がある。
- ベースアップの増加により、恒常的な所得の底上げが期待される。
日本株への影響
- 賃金上昇により、消費関連株や小売業の株価にプラスの影響がある可能性。
- 大企業の賃金上昇が進むことで、関連する企業の業績改善が期待される。
提供:
Reuters