中立金利1％念頭に適時・段階的に利上げ、ペースは予断持たず＝田村日銀委員

ニュースの要約

• 日銀の田村直樹審議委員が、長野県松本市での金融経済懇談会後の記者会見で、政策金利の引き上げ方針を示した。
• 中立金利が1%程度であることを念頭に、物価目標の実現に向けて段階的に利上げを行う考えを示した。
• 利上げペースについては、具体的な予断を持たず、データや情報次第で変動する可能性があると述べた。
• 物価目標の達成時期については、2025年度後半を見込んでいる。

市場への影響

日本市場への影響

• 日銀の利上げ方針により、銀行各行が預金金利の引き上げを打ち出した。
• 預金獲得の動きが激化する可能性があり、金融機関の競争が激化する見込み。

日本株への影響

• 金融機関の競争激化により、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループなどのメガバンクの株価に影響を与える可能性がある。
• 預金金利の引き上げにより、銀行の収益構造が変化し、株価に影響を与える可能性がある。