ニュースの要約

• 1月31日午後3時のドル／円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高／円安の154円後半で取引。
• トランプ米大統領がメキシコやカナダに対する関税発動を警告し、日銀に関する思惑も交錯。
• ドルは午前に一時153.92円まで下落し、27日に付けた1カ月半ぶり安値に迫る。
• トランプ大統領がBRICS加盟国に対して新通貨創設や米ドル以外の通貨を支持しないよう求め、応じなければ100％の関税を課すと発言。
• メキシコペソは年初来安値圏の7.42円付近まで下落。
• アジア時間の米10年債利回りが4.56％と前日海外でつけた1カ月ぶり低水準から緩やかに切り返し、ドル買いが強まる。
• 植田和男日銀総裁は、経済・物価の見通しが実現すれば政策金利を引き上げると述べる。

市場への影響

日本市場への影響

• 円がリスク回避的に買われる動きが見られた。
• ドル／円は154円後半での取引が続く。

日本株への影響

• SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人氏は、関税を交渉手段として使っていることが明らかで、見通しづらい情勢に困惑する声が多いと指摘。

その他市場への影響

• メキシコペソが年初来安値圏の7.42円付近まで下落。
• カナダドルも急落。