27年度の借換債収入130兆円割れと想定、7年ぶり低水準=政府筋

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ニュースの要約

  • 過去に発行した国債の借り換えに必要な「借換債」が2027年度に130兆円を割り込む見通し。
  • 2023年度当初の157.5兆円から約30兆円の減額となる試算。
  • 2026年度には130兆4100億円、2027年度には123兆4900億円に縮減。
  • 2032年度までの6年間は120兆円台の低水準にとどまる見込み。
  • 財務省が近く発表予定の国債整理基金の資金繰りをもとにした仮計算。
  • 金利上昇に伴う利払い費の増加を想定し、新規国債が30兆円台で累増する姿を描く。

市場への影響

日本市場への影響

  • 借換債の減額により、日銀の国債購入量を減らす戦略を後押しする可能性。
  • 2025年度当初予算では17年ぶりの低水準となる28.6兆円に抑えたが、再び増加傾向をたどる。

日本株への影響

  • 今夏の参院選に先立つ歳出圧力や「103万円の壁」の再引き上げに伴う税収減が織り込まれておらず、予算審議次第で影響が変動する可能性。
提供: Reuters
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