大企業・製造業の景況感、市場予想に反し小幅に改善=12月日銀短観

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ニュースの要約

  • 日銀が発表した12月短観で、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス14となり、2期ぶりに改善。
  • 設備投資需要や自動車生産の回復が景況感を上向かせた。
  • 大企業・非製造業のDIはプラス33と2期ぶりに小幅悪化。
  • 中小企業・非製造業の業況判断DIはプラス16と2期連続で改善し、1991年8月以来の高水準。
  • 企業の販売価格判断DIは高水準を維持し、価格転嫁が進展。

市場への影響

日本市場への影響

  • 日銀の金融政策決定会合に影響を与える可能性がある。
  • 追加利上げの可能性について市場関係者の間で意見が分かれている。

日本株への影響

  • 三菱UFJ信託銀行の酒井基成氏は、利上げが12月に行われなくても1月には行われるとの見方を示し、全体的な相場観に変化はないと指摘。

その他市場への影響

  • 事業計画の前提となる想定為替レートは、1ドル=146.88円と円安方向に振れている。
  • 企業の物価見通しは、1年後、3年後、5年後ともに上方修正され、販売価格引き上げの勢いが維持されている。
提供: Reuters
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