ニュースの要約
- AI、ロボット、太陽光エネルギー、ビデオゲームなどの特定分野に投資するテーマ型ETFから資金が流出。
- 3年連続で純流出となる見込みで、テーマ型ETFは「冬の時代」との声も。
- 資金は指数連動型ファンドに向かっており、米株価指数が最高値を更新していることが背景。
- 今年、テーマ型ETFから58億ドルが流出し、2023年通年の48億ドルを超えた。
- S&P500指数やナスダック100指数に連動する5大ETFには今年、1700億ドル流入。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- 日本市場に直接的な影響は記載されていないが、テーマ型ETFの資金流出はグローバルな投資トレンドの変化を示唆しており、日本市場でも類似の動きが見られる可能性がある。
日本株への影響
- エヌビディア株を多く保有するAI特化のETFでさえ資産維持が難しい状況。
- 日本のAI関連企業やロボティクス企業にも影響が及ぶ可能性。
その他市場への影響
- グローバルXのロボティクス・AI・ETFは過去12カ月に8900万ドル流出。
- キャシー・ウッド氏のARKイノベーションETFは年初から26億ドル流出し、パフォーマンスも振るわず9%以上下落。
- 手数料の高さが投資家を遠ざける一因となっている。
ETFの手数料比較
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ETFタイプ | 平均手数料率 |
---|---|
テーマ型 | 0.62% |
指数連動型 | 0.09%(ステート・ストリートのS&P500ETF) |
0.03%(ブラックロックのiシェアーズ・コアS&P500ETF) |
- 新規設定されたテーマ型ファンドは今年13、昨年は39。
- 閉鎖数は今年36で、昨年の32を上回る。
提供:
Reuters