コラム:外資との提携で力増すインド財閥、海外市場も視野に

ニュースの要約

インドのモディ首相は過去10年間、外国企業による対インド投資の障壁を引き下げる取り組みを行ってきました。インド市場は外国企業に対して開放されており、多くのセクターで海外企業の単独参入が可能です。しかし、インドの財閥と提携することで、外国企業は全国規模の事業拠点を迅速に確立し、国内の競争を回避することができます。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • インド市場の開放により、日本企業もインド市場への参入が容易になる可能性があります。
  • 富士フイルムなどの日本企業がインドでの生産開始前に現地企業との提携を模索していることが注目されます。

日本株への影響

  • 富士フイルム(4901.T)がインド市場での生産を計画しているため、同社の株価に影響を与える可能性があります。

その他市場への影響

  • 米資産運用大手ブラックロックや独自動車大手BMW、中国発の衣料品通販SHEINなどがインド市場に参入。
  • ブラックロックはリライアンス・インダストリーズのジオ・ファイナンシャル・サービシズと提携。
  • メタ・プラットフォームズはリライアンスのデジタルおよび通信事業の10%株式を57億ドルで取得。
  • トタルエナジーズはアダニ・グループと提携し、再生可能エネルギー分野での事業を展開。
  • サムスンはインド市場でスマートフォン販売で成功を収めている。

インド市場の開放と財閥との提携により、外国企業はインド市場での競争力を高めることが期待されます。

提供: Reuters
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