英CPI、8月前年比+2.2%で横ばい サービス価格は加速

ニュースの要約

9月18日、英国立統計局(ONS)が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.2%上昇し、前月から横ばいでした。イングランド銀行(英中央銀行)が注目するサービス価格は伸びが拡大しました。金融市場では中銀が19日の金融政策委員会で金利を据え置くとの見方が強まっています。

市場への影響

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日本市場への影響

  • 英国のCPIが予想通りの結果となり、金融市場の不確実性が低下。
  • 英中銀の金利据え置きの見通しが強まり、円高圧力が緩和される可能性。

日本株への影響

  • 英国市場の安定が日本の輸出企業にプラスの影響を与える可能性。
  • 特に、英国に多くの製品を輸出している企業にとっては好材料。

その他市場への影響

  • 英ポンドは対ドルで上昇。
  • 市場が織り込む19日の利下げ確率は約26%に低下。
  • エネルギー、食品、たばこの価格を除いたコアインフレ率は前月比、前年比ともに加速。

サービス価格の伸び

  • サービス価格の伸びは5.6%(7月:5.2%)。
  • 航空運賃が前月比22.2%上昇し、サービス価格の上昇に寄与。

エコノミストの見解

  • KPMG・UKのチーフエコノミスト、ヤエル・セルフィン氏:「英中銀が追加利下げに踏み切る可能性は低い」
  • INGのエコノミスト:「基調的な状況は徐々に改善しており、冬期に利下げが加速するとみている」
  • アバディーンのエコノミスト:「イングランド銀行が今後数カ月間の金融緩和サイクルで米連邦制度理事会(FRB)より慎重になる可能性」

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提供: Reuters
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