ニュースの要約
ニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で大幅利下げに踏み切る可能性が高まり、ドルが対円で約9カ月ぶりの安値を付けました。ニューヨーク連銀のダドリー前総裁が0.50%ポイントの利下げを実施する強い論拠があると述べ、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)と英紙ファイナンシャル・タイムズ(FT)も同様の報道を行いました。これにより市場の観測が変化し、金利先物市場ではFRBが17-18日の会合で0.50%ポイントの利下げを決定する確率が51%に上昇しました。
市場への影響
目次
日本市場への影響
- ドル/円が0.66%安の140.855円、一時は140.285円と昨年12月28日以来の安値を記録。
- 日本円の相対的な価値が上昇し、輸出企業にとっては不利な状況。
日本株への影響
その他市場への影響
- ユーロ/ドルは0.08%高の1.1083ドル。
- 主要6通貨に対するドル指数は0.08%安の101.08。
- 英ポンド/ドルは0.01%安の1.31235ドル。
- 欧州中央銀行(ECB)は0.25%ポイントの利下げを決定。
- イングランド銀行(中央銀行)は金利据え置きを決定する見込み。
来週はFRB、英中銀、日銀が政策決定会合を開く予定です。
提供:
Reuters