コラム:既視感覚える9月の日米株急落、来年初まで「視界不良」続く=熊野英生氏

ニュースの要約

  • 9月初めの日米株価の下落は、8月初めの下落と似た動きを見せた。
  • 米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数と米雇用統計の8月データが不安心理を増長。
  • 9月17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ開始が予想される中、株価が崩れた。
  • 利下げ前に多くの投資家が利益確定売りを行った可能性が高い。
  • 日本株は米ナスダック指数と連動し、特に半導体関連銘柄が主導。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • 日経平均は米ナスダック指数と連動し、8月初めと9月初めに急落。
  • 日本株のボラティリティが高く、一部の半導体関連銘柄が主導。

日本株への影響

  • 日経平均は米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)と似た動きをしている。
  • 世界の半導体売上は依然として堅調で、2024年内から2025年前半まで続くと予想。
  • 8月初め、9月初めの急落は、米半導体関連株の値上がりが進んでいた分の調整と理解される。

その他市場への影響

  • 米経済は着実にスローダウンしていくと予想され、流動性相場から業績相場へのスイッチが見込まれる。
  • 米大統領選の不透明感が市場に影響を与える可能性がある。
  • 2024年内は株価が不安定な状況が続くと予想される。

株価が不安定化するシナリオ

  • 流動性相場が業績相場へとスイッチする可能性。
  • 米経済のスローダウンとFRBの利下げ開始が影響。
  • 米大統領選の結果次第で市場の不透明感が増す。

トランプ、ハリス、ポスト岸田

  • 米大統領選の結果次第で米経済の見通しが不透明に。
  • 2025年初にかけての市場の動向が読みにくい。
  • 9月27日に決まるポスト岸田の影響も注視が必要。
提供: Reuters
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