アングル:針路失う銀行株、利上げペースに不透明感 回復になお時間

ニュースの要約

「金利ある世界」への転換で、強い動きを見せていた銀行株の基調が弱まっている。日銀が利上げフェーズに入ったものの、株価急落を受け、そのペースが推し量りにくくなっているためだ。特にメガバンクは、金利動向に加えて為替にも左右される展開が続くとみられている。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • 日銀の利上げペースが不透明となり、銀行株の基調が弱まっている。
  • 日経平均やTOPIXに比べて銀行株の下落が顕著。
  • 日銀の金融政策が利上げ方向と意識されているが、株価の回復には時間がかかるとの見方が多い。

日本株への影響

  • 銀行株は日経平均やTOPIXよりも売り込まれた。
  • 8月上旬の株安局面で、銀行株は28%下落。
  • 同期間の日経平均は20%安、TOPIXは21%安。
  • メガバンクは「輸出関連株化」しており、ドル/円に連動した動きが続くと予想される。
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.T)の経常収益ベースの海外比率は56%。
  • みずほフィナンシャルグループ (8411.T)のROEは7%。
  • 高ROEの銘柄が選好される傾向。
  • 住信SBIネット銀行 (7163.T)は年初来97%上昇、ROEは17%。
  • 楽天銀行 (5838.T)は年初来52%上昇、ROEは12%。

その他市場への影響

記述なし。

提供: Reuters
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次