ドイツ鉱工業受注、7月は前月比+2.9% 持続的な回復見込めず

ニュースの要約

9月5日、ドイツ連邦統計庁が発表した7月の鉱工業受注指数(季節・日数調整済み)は前月比2.9%増加し、予想に反してプラスとなった。ただし、一部の大型受注の増加によるところが大きく、業界が持続的な回復基調に入るとの見方は少ない。ロイターのアナリスト調査では1.5%減と予想されていた。鉄道、船舶、航空機などの大型案件を除くと、新規受注は0.4%減少。一方、大型受注は86.5%増加した。5─7月の新規受注はその前の3カ月から1.7%増加。また、6月は4.6%増と当初発表(3.9%増)から上方修正された。海外からの新規受注は5.1%増で、国内は横ばいだった。

市場への影響

目次

日本市場への影響

  • ドイツの鉱工業受注指数の増加は、欧州経済の一部回復を示唆し、日本の輸出企業にとってポジティブな要素となる可能性がある。
  • ただし、大型受注による一時的な増加であり、持続的な回復とは言えないため、慎重な見方が必要。

日本株への影響

  • ドイツの鉱工業受注指数の増加は、日本の輸出関連企業にとって一時的な追い風となる可能性がある。
  • 特に、ドイツ向けの輸出が多い企業にとってはプラス材料となる。
  • 例:
  • トヨタ自動車
  • 日立製作所
  • 三菱重工業

その他市場への影響

  • ドイツの鉱工業受注指数の増加は、欧州全体の経済指標として注目され、ユーロ圏全体の景気回復期待を高める可能性がある。
  • ただし、持続的な回復が見込めないため、慎重な投資判断が求められる。
提供: Reuters
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